目には見えない"不安要素"

では、派遣社員に対して企業が考える懸念点とはどのようなものなのでしょうか。派遣として働くのであれば、非常に気になるところですよね。懸念される理由のトップは、「会社の機密事項が外部へ漏えいする危険がある」というものでした。シークレットで進められる事業であったり顧客情報であったり、企業には漏れてはいけない情報が数多く存在しています。それが、外部から招き入れた派遣社員によって漏えいしてしまうかもしれないという点を企業は恐れているというホンネが見えてきました。上記と僅差であった次点の理由は、「職業能力・技能の蓄積および伝承が難しくなる」というものでした。たしかに、仕事というモノは一朝一夕にはいかないことが多いですし、その仕事に長く就くことで身に着いていく「経験」というモノによって、突発的な出来事に対しても対応できていったりするわけですよね。正社員として雇用するのであればそれが期待できるのですが、派遣社員を繰り返し導入することによって、経験が蓄積されるどころか、かえってまた最初から業務を教え込まなければならなくなってしまいます。また、「職場における仕事の連携が円滑に進まなくなる」といった理由があります。企業を「企業」として書いてしまうとモノのように感じてしまいますが、考えてみれば企業とは、その中にたくさんの人が存在していますよね。人間関係はなかなか短期間で構築できるものではありませんから、仲間意識、みんなで協力していこうというチームワークが生まれにくくなります。それが理由で仕事がはかどらなくなってしまうという不安を抱えているわけですね。派遣を導入して生産性を高めたいはずなのに、これでは本末転倒です。

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